EQ(心の知能指数)をのばす

『気持ちの あいうえお』

 

我が子には、どんな子どもに育って欲しいと考えますか?

親なら誰でも自分の子どもは、心優しく思いやりのある、人の気持ちに気付く子になって欲しいと願って

いると思います。では、どの様にしたら、他の人を思いやる気持ちが持てる子になるのでしょうか?

 

それは、親が子どもに感情の種類や性質を見分けることを教え、それを言葉で表現する力を育てる

ようにすることにあります。

現代の子ども達は、社会性やソーシャルスキルの低下が著しいと言われていますが、それは、多くの

子ども達が共感の素質を伸ばせていない事にあるのではないでしょうか?

これは、感情に向き合い、それを識別し、言葉で言い表す力が無いからだと考えられます。

人の痛みや喜び、悲しみ、怒り、幸せ、不安・・などを見分ける事が出来なければ、他の人を思いやるの

は難しいですね。

 

EQ(心の知能指数)を提唱した心理学者ダニエル・ゴールマンによると、

EQとは、「心の知能指数」の事で、ゴールマンは「情動の自己認識」をEQの基本と考えています。

つまり、自分の気持ちを自分できちんと理解するということです。

自分の気持ちがきちんと把握できると、自分の感情をコントロールしたり、やる気を高めたり、相手の気持

ちを思いやったり出来るようになるといいます。他人と協調しながら自分の気持ちも大切に出来るようにな

るのです。

 

そして、ゴールマンは、「家庭が、人間の最初に出会う情動学習の場だ。」と言っています。

また、「社会に出て成功するのに必要な能力は、IQが2割・EQが8割」

IQ至上主義ではダメ、EQをしっかり教えないと将来大変な事になる」とゴールマンは言い切ります。

IQや偏差値がいくら高くても、EQ不足で他人や自分を傷つけたりしていては、幸せな人生は送れないとい

うことでしょうか。

 

そこで、親が子どものEQを伸ばす“情動(感情)のコーチ”となる事が大切です。

 

    感情のコーチ法    

1.気づく

・・・子どもが、どんな場面でどんな感情をわき起こすのかに気付く。

2.合わせる

・・・子どもの気持ちに波長を合わせ共感を持って聴く。

3.知る

・・・そんな気持ちになった原因を認識する。

4.表す

・・・子どもの気持ちを言葉で表す。(『気持ちの あいうえお』を教える。)

5.一緒に

・・・その子に必要な解決策を一緒に考える。

     

子どもが自分や人の気持ちを理解するには、十分な「気持ちの語彙(ごい)」が必要です。

子どもに気持ちの言葉を教えましょう。

親子で『気持ちの あいうえお』を次のように作ってみましょう。

 

                   (例)   気持ちのあいうえお

あたたかい

たのしい

まごつく

いらだつ

ちぢみあがる 

みじめな

うんざりする

つらい

むなしい

えんりょする

てもあしもでない

めんぼくない

おこる

どぎまぎする 

もどかしい

かなしい

なごんでいる

やましい

きがかり 

にくらしい

ゆうこうてきな

くるしい

ぬかよろこびする

ようじんぶかい

けんおする

ねたむ

ら 

らくたんする

こんわくする

のんきな 

りっぱな

ざんねん 

はずかしい

るんるんする

じしんがある 

ひはんてきになる

れいせいな

すばらしい

ふゆかい 

ろうばいする

せつない 

へいわな

わななく

ぞっとする

ほこらしい