●『不安な話は、朝話』●

〜勇気づけて育てる〜

最近の太郎吉は、心配事や不安な事があった日の夜には、必ず

『お母さん、明日の朝話がある』と神妙に言うのだ。

何で朝なのよ。ゆっくり今日中に話してすっきりしたらいいじゃない?なんて思うのだけれど、

太郎吉は、朝なのだ。そして、不安を抱えたまま一分後には、健康な寝息を立てて寝てしまう。

どうも、話をしてから寝ても朝起きたときには、その不安が蘇って来るらしい。

だから、もう一度同じ話を繰り返す事になる。

それならば、いっその事、朝に不安な事を話そうと考えたようだ。なんと合理的か。

しかし、朝から不安話?それで良いのか、太郎吉?

彼は、私に勇気づけて貰いたいのだ。

寝る前に勇気づけられてもそれは、夢の中で使い果たしてしまうようだ。

それで、一日の始まりの朝に勇気づけて貰おうと考えたのだ。今

日も私は、24時間持つようにと心を込めて最大級の勇気づけを太郎吉に贈るのである。

 

    【愛する太郎吉へ  朝から不安話はいいけど、登校時間ギリギリまで

                                        ベートーベンの「運命」をリピートで聞くのは、どうかなぁ〜・・・・?】

 

 勇気づけて育てる(…アドラー心理学派)

勇気づけることは、「子どもの自信を育て、自分は価値のある人間だと思えるようにするために、

子どもの長所や能力に焦点を当てる事」です。

では、『ほめる』と『勇気づける』の違いは何でしょう。

  ・『ほめる』ことは、一種のほうびで、親の価値判断を押しつける言葉。

      隠された親の意図・・・子どもをコントロールする。

                    他人の評価が問題だ。

                    うまくやりとげた場合に与えられるほうび。

                 向上する事、勝つ事に焦点を当てる(競争心をあおる。)

 

・『勇気づけ』は、 改善や努力など、その行為の経過に向けられ、協調性を育む。

   隠された親の意図・・・子どもが建設的にいきてほしい。

                 内面の価値に焦点を当てる。

                 努力とわずかな進歩でも認める。

                 子どもの長所、貢献、感謝されているかに焦点を当てる。

 

―――自信を持たせる勇気付けの言葉―――

                  「うまくやれると信じているよ」

                  「あなたのやり方、お母さんも好きよ」

                  「とっても頑張ったみたいね」

                  「だんだんよくなってるね」

                  「いつも努力しているのを知っているよ」