くさなぎ井戸端会・・・軽度発達障害啓蒙活動を通して見えてきたこと

 

6.では、発達障害とはなんでしょう?

   日本は、戦後、世界も驚くばかりに経済的には豊かになりました。しかし、格差社会と言われ、また

  少子高齢化も進む中、今こそ、障害者であろうと健常者であろうと同じ条件で生活を送ることができる

  成熟した社会に改善していかなければならないと感じます。

   そして、また、今の日本の社会や親は、教師に信頼を寄せ、大切にしているでしょうか?教育改革

  が繰り返し行われて来た中で、日本の公立学校とその教師は自信と誇りを失ってしまっているように

  見えます。私たち親が、教師を信頼し、豊かな教育・指導を心がけて頂けるよう支援してこそ、子ども

  たちはよく育つのだと言えないでしょうか?

 

 

こで、日本では、特別支援教育がスタートされ、現場の先生も研修をされてきて

いますが、今までにない新しい視点からの取り組みであり、特別支援教育をさらに

推進していくためには・・・

 

     まずは、一人一人の親が正しく軽度発達障害について知ること

     先生や学校への温かいまなざしと協力と理解の姿勢を持つ事

 

                                が大事であると考えます。

 

  

7.フィンランドから学ぶこと

  フィンランドは昨今、福祉や教育で注目を集めている国です。そのフィンランドの教育実態は、とても

  参考になるものです。

 

  ノーマライゼーションの国・・・フィンランドの教育の実態

  ノーマライゼーションという言葉をご存知でしょうか。意味は障害者であろうと健常者であろうと、同じ条

  件で生活を送ることができる成熟した社会に改善していこうという営みのすべてというものです。

  フィンランドは第1に、 ノーマライゼーションの考え方と環境整備も浸透しいて、障害児も含めてすべて

  の子どもを学校と地域社会で育み伸ばすという、きめ細やかな総合的(ホ−リスティック)な教育が行

    われています。

  第2は、教師の資質・力量の形成・向上を重視し、社会を上げて教師を大切にしています。

  教師に信頼を寄せ、教師を支援し、教職員と協力して学校の充実を図っています。

 

 

8.世界から見て、日本の子供の自己肯定感の低さを知っていますか?

 日本の子供の自己肯定感の低さを知って驚く結果が10年前に現れていました。

 日本青少年研究所が1998年から2年間、行った調査で、その対象は、日本、アメリカ、

 中国の高校生です。

 

 

  あなたは自分自身をダメな人間だと思いますか?

   「はい」

中国 38% 

アメリカ 46%

日本 73%(4人中3人)

 

  自分には何一つ誇れるものがない。あなたはそんな人間だと思いますか?

   「はい」

中国 23%

 アメリカ 24%

 日本 53%

 

  自分が自分のために立てた計画を最後までやり遂げる自信がありますか?

   「はい」

 アメリカ 80%

 中国 75%

 日本 36%

 

 

 

 

 

  驚くべき結果ですが、これが悲しい現実です。これを見て、この国の教育やしつけを改めて考えていま

  した。障害があろうが無かろうが、子ども達の多くが、何らかの生きづらさを感じているのは事実で、

  その結果こんなにも自己評価を低くしているのです。

 

  障害を持つ子どもの親が言われた言葉を思い出しました。

  『一般の子どもがよく育っているとはいえないこの世の中で、はたして、障害を持つ子どもが本当によく

   育つといえるのでしょうか?』

 

  私は、軽度発達障害を通して自分の子育てを考えたり、社会を見渡したり、この国のあり方を知るとい

  うことが出来ました。そこで、『特別支援教育の意味』が正しく理解され導入されていく事は、日本の教

  育を根底から変え、日本人が勇気を持つことになると考えます。

  又、社会の多様化や男女共同参画を促すチャンスでもあり『“偏見”から“共生社会”』への一歩になると

  思うのです。未来ある子どもたちのためにも、この国の未来を少しでも明るいものに改善して行きたいと

  考えています。まずは、子育て中の親だから出来る事を、皆さんと考えながら一つ一つやって行きたいと

  思うのです。

  『我が子を良く育てたいと思ったならば、我が子だけを見ていたのでは我が子は良くは育たない』

  のですね。そして、『どうぞよろしく。お互い様に!』の精神分かち合い・認め合い・許し合える関係

  性を築いて行きたいと考えます。