特別支援教育は『みんな違ってみんないい』のはじめの一歩になる取りくみです。

    みんなで正しく理解して行くことで、どの子どもも自分らしく伸びていきます。

    みなさんの子育てを通して特別支援教育について考えました。

    サイトではその一部をご紹介します。 

 

  日本の子どものセルフエスティーム

ワーク1

    セルフエスティームとは・・・

    自分を尊重すること、自分に対する肯定感を意味します。

    良いところも、悪いところも丸ごとひっくるめた『自分を好き』だと思える感情であり、

    また、他者をも好きだと思える感情のことです。

    2002年の (財)日本青少年研究所による中学生の意識調査をご覧ください。

自己肯定感

 

 

    私は他の人に劣らず価値のある人間である・・・「はい」と答えた人

 

アメリカ 51.8%

中国 49.3%

日本 8.8%

    私は人並みの能力がある・・・「はい」と答えた人

 

アメリカ 56.5%

中国 49.3%

日本 15.6%

    自分に起こった事は、すべて自分の責任だ・・・「はい」と答えた人

 

アメリカ 59.7%

中国 46.9%

日本 25.2%

    計画を立てたらそれをやり遂げる自信がある・・・「はい」と答えた人

 

アメリカ 54.2%

中国 32.8%

日本 9.8%

    私は自分に大体満足している・・・「はい」と答えた人

 

アメリカ 53.5%

中国 24.3%

日本 9.4%

     いかがでしょうか、これらを見てどうお考えですか?みなさんのお子さんはどうでしょうか?

     そして、みなさん自身はどうですか?

     日本の子どもや大人を理解する上で「セルフエスティームの低さ」は大切なキーワードです。

 

  子どものセルフエスティームを育む

ワーク2

   子どもへのまなざし・・・その子の「よさ」を味わう

        短所と思えることもこのように見方を変えることができます。

        子どものいいところを発見してみましょう。短所こそ長所なのです。

  子どもの課題  

 

 子どものいいところ  

   多動である

 

  活動的・活発である

   注意が移りやすい

 

  好奇心が旺盛である

   興味の限局(こだわり)

 

  探究心が強い

   物をよくなくす

 

  物やお金に執着しない

   しつこい

 

  粘り強い

   単純である

 

  裏表がない

   感情に波がある

 

  感情が豊かである

   思いつきで話す

 

  ひらめきがある

   切り替えが下手である

 

  律儀である

   自信がない

 

  気を使う

 

ワーク3

   勇気づけ・・・『ほめる』と『勇気づけ』は違います

 

ほめる

勇気づけ

  対 象

できる子ども

できる子どももできない子どもも・だれでも

  考え方

親の価値判断を押し付ける

一種のごほうびとして

勝った者、一番よい者に与えられる

子どものありのままを評価し、受け入れる

どれだけ努力し、どれだけ進歩したかを認める

  競争原理

他人との競争

自分との競争

  感 情

親の感情を伝える

子どもの感情を認める

  その結果

周りの評価を気にする自主性のない子

自分でやる気を起こす自立心のある子

 

  次のような場面で、あなたはどのように勇気づけますか?

 Q1.算数をしていた娘が「こんなの難し過ぎるよ!先生いじわるなんだから。いやになるな」と不満を

    言ったとき

     (                                                  )

 Q2.幼稚園の運動会で息子はかけっこがビリでした。懸命に走った息子にどういいますか?

     (                                                  )

 Q3.算数の得意な兄が100点の答案を得意げに見せました。妹は算数が苦手で同じ日に見せた

    テストは50点でした。兄も妹も勇気づける方法はありますか?

     (                                                  )

 Q4.娘は、漢字の書き取りテストで昨日と同じところを間違えてきました。どう言いますか?

     (                                                  )

 

ワーク4

  『言葉かけ』・・・あなたは何タイプ?

  訊問タイプ・・・質問形式の言葉で責めていませんか? 

 

「宿題やりなさいよ、何回言ったらわかるの!?」

 

「今日は、漢字練習するんだったよね。終わったら見たいな。最近、丁寧になったものね。」

  漠然タイプ・・・「しっかり」「ちゃんと」「そこ」「あそこ」「もっと」はわかりにくい 

 

「ほら、きちんと片付けなさい。」

 

「おもちゃはもとあった箱の中に、それぞれ片付けてね」

 

「こら、ちゃんと聞きなさい」

 

「いったん、テレビを見るのをやめて、お母さんの話を聞いてね」

 

「あそこの上のとって」

 

「テーブルの上にあるリモコンを取ってくれる?」

  機関銃タイプ・・・一度にたくさん言わないで  

 

早く宿題やるのよ。ピアノに行く時間になってしまうからね。忘れずに連絡帳とお手紙出してね。そうそう上履きもね。その前に、手洗いとうがいをしてね。宿題はあるの?言えば、A子ちゃんは上履き自分で洗うんですって。偉いわね。それから・・・(続く)

 

「1番目に○○やるよ。2番目は○○だよ」というように、一度に出す指示は2段階くらいにしましょう。

  あおりタイプ・・・言葉ではっぱをかける(けしかける)  

 

お母さん:「テレビ見る暇ないわよ」

 

早く終わらせたら、テレビ見られるわよ

 

先生:「休み時間がなくなってもいいのか!」

 

もうすぐ休み時間だから、もうちょいやろう。

 

保育士:「お外で遊べなくなるわよ!」

 

スーパーライダーみたいに早くできるかな?お外楽しみね!

  ダメ出しタイプ・・・「〜しないで!」より「○○しよう!」  

   ※している事を否定するのではなく、してもらいたい事を言う。

 

石を投げてはダメ!

 

石は投げないようにしよう。怪我をしたら大変だからね。

 

はさみを振り上げてはダメ!

 

はさみは慎重に使おう。きみにケガして欲しくないからね。

  おこりんぼタイプ・・・子どもを上手に叱りましょう。  

   より適切な行動へ導くために叱るのであり、懲らしめるために叱らない。

   行為と行為者を切り離しましょう・・・「きみのやった行為はいけないこと。でも、君のことが嫌いで言ってるん

    じゃないんだよ」と、その子のことを大切に思う気持ちを持ち続けましょう。

 

いつも怒っている

 

メリハリをつける・・強く短く小さな声で

 

何を怒っているかわからない

過去を引き合いに出さない

 

そのときの気分で怒っている

私メッセージ(Iメッセージ)で叱る

 

 特別支援教育とは、決して障害のある子だけのものではなく、学校現場だけのものでもありません。

   すべての子が自分らしく伸びていけるように、大人は何をすればよいのか。考えていただけたらと思います。

 学習会にあたっての参考文献

   阿部利彦  『発達章障がいを持つ子の「いいところ」計画』

    STEP勇気づけセミナー

 特別支援教育を考える学習会は幼稚園保護者会、小学校PTAでも出張講座を開いています。

   詳しくはLOCOMSまでお問い合わせください。