子どもと繋がるテクニック(機

『詩』を楽しもう!!子どもとの共感を味わおう!!

 

          はる                なかがわりえこ

       はる

       はるの はな

       さいた

       あさのひかり

       きらきら

       おはよう

       おはよう

       みんな ともだち

       いちねんせい

光村図書 「こくご 一・上」 より

 

 

小学一年生の教科書の最初に出てくるのがこの詩です。

セシリア一年生の頃、あまりにも上手に読むので、私もまねをして読んでみたくなったのです。

しかし、幾度読んでみてもどうも上手くいきません。声のはりや、明るさ、気持ちを込めて読んでみるのです

が、本物の一年生には及びも付きません。そこで、セシリアに聞いてみたのです。

「この詩を読むと、どんな気持ちになるの?」

すると、

「春の色とりどりの花が、応援してくれている。きれい。朝の光があつい、あつい。元気が出る。

おはよう!おはよう!と知らない子にも声を掛けてみる・・友達になりたいな〜。なれるかな〜・・。

でも、ここにいるのはみんなおんなじ一年生。心配はない。お友達になれる。・・・って感じかな〜。」

「そうなんだ〜。お母さんも一年生になって見たいな〜。ランドセルと帽子かしてくれない?」

するとキョトンとし、それから目を輝かし、嬉しそうに「はい!」 とランドセルと帽子を快く貸してくれました。

 

早速、ランドセルを背負い、帽子をかぶり、そして、もう一度詩を読んでみました。

普通は吹き出したくなる様なことなのでしょうが、あまりにも私が真剣なのでセシリアも真剣に聞いてくれ

ています。一年生になった私を見守るように・・。

『春。新しい世界の始まり。爽やか。まわりが輝き、自分を応援してくれている。

でも、不安もある。新しい世界ってどんなところ・・?少し心配。

勇気を持って、おはようと声を掛けてみる。友達が欲しいから。でも、みんなも同じ気持ちの一年生。

だから、みんな友達になれるはず。大丈夫、みんなともだち、一年生。』

と言う感じで読んでみました。

 

すると、セシリアは「いいよ、いいよ。上手になった。」と褒めてくれたのです。

「ランドセルも帽子もよく似合っている。」と、大層なお世辞つきです。ランドセルを背負ってみて、子どもの

世界を感じてみました。そして、子どもに共感するには、子どもの世界に入ってみることだと思いました。

子どもは、自分の背中よりも大きい、このランドセルを背に一年生を噛み締めているのだな〜と感じました。

楽しい時は、ランドセルの中で、教科書や筆箱がカッタン、カッタンとリズムをとってくれています。落ち込

んだときには、きっとこのランドセルが重く背中に張り付き、肩にくい込むのでしょう。

一年生って楽しいけれど、大変なのだな・・と思いまいた。

 

     セシリアへ。

     「変だよ、お母さん。」と言わないで、最後まで付き合ってくれてありがとう。

     お陰で、少〜しあなたの世界を感じ取れた気がします。